・トクン トクン⑪

30代女性:トクン トクン⑩より続き

色んなことを考えて腹腔鏡での手術を希望した私は、別の病院で手術を受けることになりました。

 

そちらの病院でも見立ては同じでした。手術は夏に決まりました。(自己血も経験しました)

 

手術まで1ヶ月くらい時間がありました。

 

その間にしたことは

 

・自分の荷物の整理、要らない物の処分(あまり はかどりませんでしたが)

 

・本を読んだ

 

でした。

 

手術までの間に患部に少し痛みが出てきました。(思い出しても怖いです)

 

HSPの独特の私の感覚から腫瘍が大きくなっているように感じました。

 

『私、大丈夫かな・・・?死ぬのかな・・・?』

 

どこか冷静にそんなことを思いながら手術までの日を過ごしていました。

 

 

手術の3日前に入院して検査を受け、2ℓの下剤を飲んで腸の中をカラッポにして腹腔鏡下手術に挑みました。7時間半と予定されていた手術は長引いて、9時間後にオペ室から出てきました。

 

子宮全体、卵巣、お腹まわりのリンパ節をとりました。

 

子宮にできていた腫瘍の大きさは先生が想像されていたよりも大きかったそうです。

 

麻酔から覚めて意識が戻ってきた時に

 

『私、まだ生きてるんやなぁ』と思いました。

 

過敏症などもあり、変わった体質の私が大きな手術を受けて麻酔から目が覚め、

 

それでも生きていることに不思議な感覚を覚えました。

 

約3週間の入院生活を経て、無事、退院させていただきました。