・USAヒーラー①

今年1月の土居先生の再受講では、海外からの参加者が全体の約1/3を占めていて、おそらく日本語を同時通訳する

高性能なヘッドホン?をつけている方も4、5名お見かけしました

 

受講前、私のすぐそばで配布資料を立って読まれていた女性が「日本語だけですか?」と聞いてこられ「そうみたいですね、英語もあった方がいいですよね」というような話しを少ししたのですが

 

あとでその方がアメリカ軍病院等でレイキヒーリングボランティアをされているジュリア鈴木亮子さんだと分かりました

 

海外でのレイキ状況にも興味があったので、ご本人とメールで直接やり取りをさせてもらうようになり

 

「レイキに関するお話しを私のHPにいかがでしょうか」....とお声をかけるのに少々時間がかかりましたが(^^;

 

快く引きうけてくださり、嬉しかったです

 

 

ジュリア鈴木亮子さん(現代レイキヒーリング協会公認レイキマスター) /アメリカ合衆国メリーランド州在住

 

【米軍負傷兵にレイキヒーリング】

 

いつも行っているウォルター・リード・ミリタリー・メディカルセンターで、8月に出会ったとても印象深い負傷兵についてお話ししたいと思います。

 

歳はおそらく20代後半でしょうか、イラクからの帰還兵で、後頭部に銃弾を受けたことで脳の大きな部分が破壊され、重篤な脳機能障害を発症し、両足麻痺、運動機能障害、言語障害をお持ちの方です。

 

この方が乗る車椅子は重度身体障害者のために特別に開発された大変なハイテクノロジー搭載機で、前後左右斜の動きの設定はもちろん、椅子の高さや座面の傾斜度、背もたれの角度、ヘッドレストの角度や高さなども細かく手元で設定でき、車輪も最新型の自転車がつけているような、とても頑丈かつ柔軟な動きができるものです。

 

この方が唯一自由に制御できるのは親指と人差し指だけなので、この2本の軽い力で稼働するようにできています。

 

神経系も重いダメージがあるようで、普段、車椅子上で激しい動きをしていることが多く、またその動きを制御できない様子でした。「体が勝手に動いてしまう」状態なのでしょう。

 

この方に初めてお会いした時、何かを言いたそうな表情でしたが、「言葉を発することが出来ないのです」と奥様がおっしゃっていました。

 

この方に、車椅子に座った状態のままでレイキセッションをすることになりました。体のどこにも特に痛みはないという事でしたが、レイキは頭部と首、それに時間が許せば足もやろうと思いました。

 

セッション開始時にも体の動きは激しく、常に頭、腕、手、指が制御不能な状態で動いています。車椅子から落ちないように注意しました。

 

全体を整えてから、まず頭頂部に手を置きました。7-8分してから、体の動きがなんとなくおだやかになり始めました。それまでの動きは何かにぶつかった時のような、やや衝撃的な、かくかくっとした動きでしたが、だんだんゆるやかな動きに変わっていきました。

 

15分くらい経ってから、常に空中で動いていた両腕が膝上で静かにしていることに気づきました。次に両手を頭の両サイドに移し、数分経つと、声を出し始めました。奥様からは、声を出すことはまずないと聞いていたので、嬉しい驚きでした。うー、んー、という声を時々出すようになりました。

 

セッション開始後25分くらい経った後、あれほど激しかった体の動きはかなり収まり、首の傾斜がよりまっすぐになり、普通に座っていらっしゃいました。そのうち、スースーと寝息が聞こえ始めました。

 

35分間のセッション時間が終了し、終わりましたよ、と耳元でささやいてから、奥様を呼びに部屋の外へ出た時、私は背後で車椅子が動くのを感じ、振り返ると、飛び上がるほどに驚いてしまいました。

 

この方が自ら、指2本ではなく、5本で車椅子のレバーを動かし、自ら部屋の外へ出てきました。セッション前は常に奥様が車椅子を動かしていたのに、です。その時、この方は私に少しうなづいて見せ、うっすらと笑顔があったように見えました。

 

ほんの35分前までは体の制御がきかず、激しく動いていらっしゃいましたが、終了後は動きがかなり収まり、顔の表情もおだやかになっていました。

 

セッション前はレイキに対して懐疑的だった奥様が、涙を浮かべて喜んでいらっしゃいました。この後も毎週、レイキセッションを続けてくださっており、奥様もセッションを受けていらっしゃいます。

 

余談ですが、この軍病院で私達のプログラムを受けに来られる方の中にも、レイキを全くご存じでない方や懐疑的な方は多くいらっしゃいます。

 

そういう時には、椅子に腰かけた状態で10分くらいのお試しデモ・セッションをご提案しており、これには皆さん快く応じてくださいます。

 

大変多くの方々がこの短いデモ・セッションで深いリラクゼーションを体験することができ、その後で、35分間のフルセッションのご予約をしてくださる方が多いです。

 

PTSD等の心の傷をお持ちの方の多くは睡眠障害にも悩んでいらっしゃいますが、レイキを受けた日はよく眠れ、定期的に継続することで睡眠状態が改善されてきているという声も多く聞きます。

 

USAヒーラーに続く

 

 

亮子さんご自身がレイキをされるキッカケなども、これから掲載させてもらいます

 

お忙しいところ、ありがとうございます