・23.6.1

手紙類の整理をしていたところ

ギリシャ神話好きの友人から、夏休みに届いた絵葉書を見つけました。5日間、帆船に乗ってセイルトレーニング(尾道から下関経由で日本海は香住まで)に参加してきました。というものでした

 

 

絵葉書

帆船『海星』

日本セイルトレーニング協会(2004年解散)

 

・・・・・

 

実際にカフェで会って「思っていたよりは日焼けしてないね」というと

 

「とんでもない、船に乗ってから皮膚や唇もボロボロになって、3回は脱皮したはず」と言われ、想像を超えていました

 

・年齢、性別、職業バラバラの人達とグループに分かれて(友人同士で参加の場合、離される)、食事、掃除、舵に携わったり、当番で夜中も起きていないといけない

 

・最初、身体が慣れるのに皆が船酔いで大変な思いをした

 

・寝て起きたら、いろんなところが筋肉痛

 

・並走するイルカや鳥たち、星も綺麗で沢山。月、朝日、夕日、地平線に感動

 

・お天気も、広い海から見ていたら、今どこで雨が降っているだとか、雷が鳴っているなどが分かる

 

・世界三大発明の羅針盤、火薬、活版印刷機。羅針盤の重要さが使ってみて分かった

 

・他の船、島や、明かりを観た時の安心感

 

・50-100mも飛ぶトビウオの群れに遭遇した時は、船の中に飛んできて大漁

 

・帆船だから風の力だけで進む。風の吹いてくる方向を意識

 

 

嵐が来る前も、大体何分後にこうなるから。と説明を受けて、指示されて準備するねん

 

さっきまで青空やったのに、みるみる内に海も空も変わっていくのは怖かった

 

でも、逃げられない状況

 

いろんなものにしがみ付きながらの移動、転げたり、一番上のマストの端っこで落ちそうになったり

 

大声なんて普段、恥ずかしくて出したこともなかったけど、出さないと聞こえないし、伝わらへんし

 

嵐の酷い揺れの中、私が舵をとる重要な当番が順番で回ってきて、なんで私がって思ってしまったわ

 

経験したことのない揺れと、視界の悪さ、豪雨、大波、雷

 

自然には逆らえないって感じた

 

人間に出来ることって限られる

 

冷静に自然と『人事を尽くして天命を待つ』心境になった

 

嵐が去った後、抜け殻状態。声もガラガラになってて

 

お疲れ様って皆が拍手してくれて、皆のおかげなんやけど泣いたわ

 

 

気が付いたら祈ってた。あと感謝の言葉も

 

自然崇拝ってこういうところから来てんのかな?

 

そうそう、船の上で浮かんだことば聞いて

 

風の姿を見ることはできない

 

でも確かに存在する

 

風向きを変えることは出来ない

 

唯一、風向きを変えられるのは

 

自分自身が動けばいいだけ

 

 

お天気次第やから、穏やかな時はボーッと何もしない時間があって、海に関する慣用句やことわざについて教えてくれた教師の人がいて、楽しかったわ

 

船の上で『乗り掛かった船』状態から、船を降りた時にすごい安心感があって『地に足をつける』って、浮かんだ

 

下船後、帰路につき、自宅で寝て、起きたら2日も経っていて、驚いたとのこと

 

たった5日間で、仲間やセイルトレーニングを通じて人生観がガラッと変わったことをダーッとひとしきり話すと

 

「あ、もうバイトの時間や。じゃあ、また」

 

と言って、カフェのテーブルに太ももをぶつけて立ち、リュック背負いながら椅子に足ひっかけたりしつつ、前かがみの姿勢のまま、嵐のように去っていきました

 

船の話をすると、船の上にいる感覚に戻ってしまうのかな?

 

友人の話を想像しながら聞いて、私も海の冒険気分を少しだけ

 

ほとんど喋っていないのに喉が渇くので、飲み物をおかわり

 

 

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久々にレモンのはちみつ漬けを♡

3日おいてから

 

 

食べるはちみつレモンの炭酸割り

シュワッシュワ~

(>_<)