京都駅のホームで海外からの
観光客らしき人に「エクスキューズミー、オオサカ、ナンバー5?(大阪行きの電車は5番線ですか?)」と短い英語で声をかけられました
ゆっくり話してもらえるのは、ありがたいです
私はシンプルにひと言「イエス」
「OK。サンキュー」笑顔で片手を振って小走り
今までも何人か声をかけられてますが
これで合ってますか?どっちですか?という聞き方で
質問が丸投げではない、答えやすいパターンが多い気します
シンガポール人の女性に尋ねられた時は、つたない英語で伝えてから
「私は英語が下手で。すみません」と思わず謝りました
すると、英語で「私も日本語話せないから気にしないで」と言われ
『English』ではなく『えいご』でも別にいいのかな、と軽い気持ちになれました
コロナ前、バスロータリーや、地下鉄の切符売り場あたりに、ガイド通訳のボランティアのおじいさん達が、立たれているのをよく見かけてました
ある日、自分の行き方を確認してから「どうして通訳をされているんですか?」と聞いてみたところ
「この歳なんで、ボケ防止です笑…実は戦争で通訳をすることになって。日本のために一生懸命、英語を勉強しました
でも、戦争が終わってからは英語を話すのも聞くのも嫌になって、避けてたんです
かなり前に物の整理してたら、昔、使っていた英語の教材を見つけて…
英語は日本語よりもハッキリしてますでしょ、分かります?
単に英語が話せる自分に自信がついたのか分かりませんけど
英語を話している内に、引っ込み思案な性格が積極的に変わったんです
色々思い出して
また英語を話したくなって、ここに立つようになったんです
海外の観光客の方に感謝してもらえると、自分でも役に立てていると思えますし
今になって、英語が好きやったんやなって気付いたんです
世界中の人に日本に興味をもってもらって
喜んでもらえたら嬉しいですし
だから今日も立ってるんです」
コロナ以降、お見かけしませんが、どうされているかな...