・贅沢な時間

珈琲も紅茶も飲みます。アールグレイなら分かるかもという程度で、それほど紅茶に興味なかったのですが

9年ほど前、紅茶教室に通っていた友人から、そこでの紅茶のイベントに誘われ軽い気持ちで参加してみました

紅茶好きな先生のお話しを聞きながら紅茶をいただくと、飲むたびに味に深みが増していくようだったので、その場で即、基本コースを申し込みました

 

レッスンではオーソドックスな茶葉で基本のいれ方を教わった上で、スパイス等でアレンジをきかせた紅茶や

 

お洒落な容器に入ったデパートにおかれてる華やかな有名どころの紅茶も…

 

自宅では今でもスーパーにおかれてるティーバッグの紅茶も美味しくいただきます

 

A

 

「どんなに美味しいと言われている茶葉でも『いれ方次第』です

 

ここ、とても大切なポイントです。覚えておいてくださいね!」

 

と教わったのが印象に残っています

 

紅茶以外にも日本茶、烏龍茶、ハーブティー、珈琲等のいれ方にも共通するのでしょうが

 

飲み物だけではなく、いろんな場面にも、当てはまることがあり、そのたびに思い出します

 

 

レッスンを離れてかなり経ちますが、たまに飲みたくなるのは先生に教えていただいたお店の紅茶

 

見た目お洒落で華やかな容器には入っていません

 

シンプルな包装の紅茶からは

 

・中身の茶葉を最優先しました

・美味しい紅茶をもっと多くの人に飲んで欲しい

 

というオーナーの紅茶に対する自信や熱い思い、優しさがストレートに伝わってくる感じ

 

ただ残念なことに、こちらの紅茶はスーパーにもデパートにもおかれてません

 

※追記2023.4.9

久しぶりに芦屋へ茶葉の販売店舗に伺った時、2023.4.26神戸阪急本館4階にて販売店をオープンされるとお聞きました

 

B

 

紅茶はインターネットで簡単に取り寄せもできるのですが

 

私は交通費と時間をかけて芦屋の店舗まで足を運びます

 

C


 

お店に着くとオーナーさん、既に男性ファンにつかまっていました(笑)

 

年に1.2回しか店舗に来ないのですが、男性のお客さんが多いように思います

 

購入後、お店にある紅茶の中から自分の飲みたいものを1種類選んで店内にあるロフトっぽい低い天井のスペースのソファーで、いただくことが出来ます

 

ロフトで初対面の客3人が紅茶をいただきながら、なんとなく自己紹介が始まりました(笑) 

 

大阪の堺市でカフェをされている店主は「私はいつも堺から高速で車を運転してきます」

 

ご近所に住んでるというお爺さんは「たまたま散歩してて、このお店見つけたんです。紅茶に合うパン屋さんがあるから教えてあげます」と言ってパン屋さんを教えてくださいました

 

オーナーさんに丁寧にいれられた熱い紅茶をフーフーして、ひと口ふくんでゆっくり飲みます

 

身体全体にジワーっと染みわたっていくのを感じながら

 

「ハァ~」っと心地よい小さなため息をつくと同時に、身体の内側からほぐされていく感じ

 

とても落ち着きます

 

美味しいのは勿論ですが、それ以上のものが溶けこんでいるよう...

 

私にとっては贅沢な時間

 

D

 

A~Eはロフトの周り

 

店内の写真は全て前回訪れた2019年の時のもの

 


 

お店を出る時、オーナーさん「七夕の7月7日(2019年)ここの近くにカフェをオープンする予定だから、メニューは少ないけど、よかったらそちらにも行ってみてください」云々、少し話しをして以降、そちらへは行けてませんが、カフェは昨年の7月9日にオープンされた模様

 

 

オーナー著書あとがきより引用P.221

 

…あえて掲載したのは、お茶はこころを豊かにするという意味が秘められていると考えたからです…

 

 

大阪市内ドージマ、ごくたまに行く地下の薄暗い喫茶店では、アイスロイヤルミルクティーを注文するのですが、こちらの喫茶店と紅茶のオーナーさんと繋がりがあると分かり、なんだか嬉しかったです