貴重な経験だったので裁判官の方に「内容には配慮させてもらいますのでブログに書いてもいいですか?」
と、お聞きしたところ「もっと身近なものとして感じて欲しいので、是非とも書いてください」とおっしゃったので、少しだけ書かせてもらいます
模擬裁判員裁判に裁判員役として参加させてもらう機会がありました
当日、初顔合わせの裁判員(補欠の方も含めて)六名と裁判長一名、裁判官二名と評議を何度も繰り返します
色んな人の考えや意見を聞いたり、質問したり
私は途中、頭がパンパンになったので、一旦、自分の考えを手放して、リセットして別の解釈の仕方をされる方の意見を聞いて、受け入れてみようと試みました
そうしたらどうなるか?
ということを何度かすることで、最終的に判決が最初と変わっても、同じだとしても
いつもの自分の着ぐるみを脱いで、別の着ぐるみを着るような感覚で別の人の立場になり
その人の目線で考えてみることで、自身の考え方のクセみたいなものや意外な性格の一面に気が付けたり
考え方って周りによって変えられるものなんだなとか、別の考え方、解釈の仕方も受け入れられ、視野が広がって楽になる。という経験も出来たので、新鮮な感じがしました
模擬裁判が終わった後、裁判官、検察官、弁護士、精神科医の方々とお話しする機会があり
ある裁判官の方から「私たちは自分たちの感情を押しころして、法律にのっとって判決を述べる立場なので
あなたの発言したことは殆どの裁判官が思っていても言えないことなんです、なので思い切りヒットしました」と言われ
他の裁判官や弁護士さんからもお声をかけていただき、似たようなことを言われて驚きました
(発言した内容は控えさせてもらいます)
私は一般人で法律のことは全然分からないです。ずっと思っていたことをシンプルに発言しただけだったのですが…
ひと通り終えて感想を述べる時に、周りの方々に助けてもらいましたという意味で『誘導』という発言をすると『それは絶対にしてはダメなことなんです笑。ダメダメダメ…』
『ダメダメダメ…』『ダメダメダメ…』と口々にあちらこちらで拒絶反応だったのが面白かったです
裁判官は立場上『誘導をしてはいけない』そうです
参加させていただいたことで、普段、新聞やニュースを見聞きする時の感じ方が今までと変わりました。色々とありがとうございました
休廷中、裁判官がお召しになられている『黒色の大人スモックのようなもの』について…
昔は素材が【⇧☆絹☆⇧】、今は【⇩ポリエステル⇩】に⇩
ボリュームがあるので、夏はかなり暑いかもしれません(>_<)
裁判官は法律にのっとって公平な判断をしないといけない重要な役割があります
法廷では、気高く佇んでもらわないと…
裁判官の方が『黒色の大人スモックのようなもの』の着心地を快適に感じていないとしたら、お気の毒
裁判官の方が「これ(黒色の大人スモックのようなもの)なぜ黒色なのか知ってます?」
「わからないです、なぜですか?」
「なに色にも染まらない。という意味があるんですよ」
キャ~~(≧▽≦)
知りませんでした。なるほど
ほかにも蛍や花火、星や月も、夜、綺麗にみえますし、暗い色にはコントラストをハッキリさせる効果があったり
舞台やステージの裏方、目立たない黒子さんのお役目も大切
黒色には黒色の役割が、ちゃんとあります
黒色の洋服を着こなせている人は着映えして見えますし、身にけつけているご本人も『黒色はダメ』とは意識していないと思います
『黒色はダメ、カラフルに』その理由も耳にしますが
自ら「黒色(地味な色)はダメ」と思う意識が、波動を下げている可能性は無いと言えないような
『なに色にも染まらない』
ふと、インドのパール判事を思い出しました