昨年夏、友人に「横浜アリーナへライブに行くけどライブとコンサートの違いは何?
座ったままのコンサートは行ったことあるけど、ライブ自体が初めてで」と言うと「今までライブに行ったことないの?」と驚かれ
彼女が実は昔バンドをしていた(ベース担当)という意外さに驚き
Suchmosのことを知らなかったので「何も言わない、とにかく聴いてみて」とCDを貸しました
しばらくして彼女から「どうしても自分がやってたから耳がベースの音をひらうねん。一回どんな感じかライブに行ってみたいから行くとき教えて」という流れで神戸ワールド記念ホールへ
彼女が曲を流している内に一家でSuchmosを気に入り、ご家族は一般席が完売していたので追加の注釈付き席。期待してなかったそうですが、思っていたより近くでみることができて大喜び
終演後、彼女が「CDで聴くのと生は全然違うわ、バンドマンらしい演奏で、自分らが楽しんでるの伝わってくるやん
本来のバンドってこんな感じ。なんか自分がやってた頃を思い出したわ。それにしてもマニアックやわ~
演奏は体力つかうし、ずっと笑顔でなんかいられへん。いつも通りでいいのに〜若いのに感心する。いやいやホンマかまへんし…」(ひとりで喋る喋る)
みんな上手い、とにかくべた褒め。専門用語が出そうな勢いについていけないくらい
彼女の観方、聴き方がバンド目線なのかなぁと思いました
私はというと、音の高低や音域の幅?によって、体感部位がそれぞれあるなあというのを、ごくたまにですが感じていました
身体全体で聴いている感覚で、ベースやドラムは下半身だったり、ある音はハートにきたり、高音は頭頂にきたり、響く感じだったり、スーッと入って流れていく感じだったり、音って面白い、私には合ってる…と思いながら楽しんでいました
リラックスして受け身でも、どういう聴き方をするか意識しても、音楽は自分の中に元々もっている色んな引き出しを引っ張り出してくれるような気がしました
ついこの間までSuchmosのことを知らなかった彼女が、ライブ後
「またバンドやりたくなったわ」とポロッと言ったのを聞いて
生で初めて聴いた人に、そう思わせるのって凄いなと思いました♪