『笑顔のママと僕と息子の973日間』著者で元アナウンサー、清水健さんの講演会が京都市みやこめっせでありました
1年10ヶ月の結婚生活で、奥様の妊娠中に「病」(トリプルネガティヴの乳ガン)、息子さんの「誕生」、出産から112日後に奥様との「死別」
「過去のことですが、なんで僕は奥さんにありがとうって言えなかったんだろう?言えたのは昏睡状態になってからだったんです
なぜなのか分からないんです
他にも色々、あの時、あの判断で本当に良かったのか?
どれがいいのか、正解だったのか、今も分かりません。正解はありません
周りに女々しいと思われても、まだ引きずっていると思われても、どんなに自分が格好悪くても
辛い、しんどいということを我慢せず、前に進むために言うことが大切だということは分かったんです
ひとりで抱えて我慢しなくていいんです、無理しなくていいんです」(要約)
ということを、ご自身が周りに気をつかい、言えずに呑んでしまったことによって
後から大きなしわ寄せがくることに気がつかれ、自らをさらけ出してアドバイスされている感じでした
※ご本人を前に写真、よう撮れませんが(^^;主催者側の女性が撮ってくださいましたm(__)m
講演中「『前向きな後悔』は僕の造語です」と話され
講演を聞き終えて、その意味がわかりました
結婚指輪をした手でマイクを握りしめ「これからも僕たちは三人で生きていきます」と一途
このような男性が存在するのね。という軽々しいものでもなければ
誰も入る隙がないなぁ。とも感じました
ご自身のことを「僕は意地っ張りで頑固なところもある」とお話しされていました
奥様、奈緒さんとの想像を絶する「病」「生」「死」と向き合う体験、そして+「育」
今も現在進行形、4歳の息子さん中心の時間に追われる日々
「いつか息子に『ママ、どこ?』って聞かれたら、なんて話そうか、今は分かりません。今、僕にできることは...」
数年後、講演会でお話しされる内容が、息子さんの成長とともに
どのようになっていかれるのか分かりませんが
何かあればその都度、臨機応変に上書きすればいいのではないかなぁと…
貴重なお話しをありがとうございました